ミルクティーのミルク

紅茶の話が出たついでに・・・
紅茶の国、スリランカ。
普段飲むのは紅茶で、朝にはミルクティーを飲むのが有名(?)だけど、そのミルクは実は粉ミルク。
スリランカは暖かいので物が腐るのがとても早くて、朝作ったものは時期によってはお昼過ぎにはもう腐ってる。
そういった意味で時間がたったものはどんなものでも食べたがらない人が多い。
日本だったら一人暮らしで炊いたご飯を冷凍して数日かけて少しずつ・・・ってよくある話だけど、スリランカだととんでもない!
それ以前に冷蔵庫の中は普段からものが少なくて夜は家によっては電気の節約と電源を切ってしまうくらい。
コロンボだと最近は停電もめったにないけど、冷蔵庫の中にあまり溜め込まないのは田舎だといつ、どれだけ停電になるかわからないからという理由もあるんだと思う。
というわけで、前置きが長くなったけどそんなスリランカだから、毎朝のミルクティーのミルクも粉ミルク。
日本でよく飲む牛乳パックのミルクだと粉ミルクほど保存が利かないし、冷たい牛乳が腐っていたらどうするの!?と牛乳を飲みなれていないスリランカの人たちはそのまま飲むのを躊躇する。
要するに、飲む前に毎回温めなくては不安ということ。
ちなみにスーパーで売っている牛乳も店員さんに
「直接飲めますか?」
と聞くと人によっては飲めるという人と、飲めないという人がいる。
そんなんだから液体の牛乳はどうあっても使いにくい。
万が一、そのまま使えるとわかっても、温かい紅茶に冷たい牛乳を入れたら紅茶がぬるくなるじゃないかと思う。
結局こういったさまざまな理由でミルクは粉ミルクが使われる。
あれ?でもホテルに行ったときにはミルクティーを頼んだら温かいミルクと紅茶が別々に出てきたよ?
と思ったら実はそれは粉ミルクをお湯で溶いて出してる事もある。
もちろんホテルによってそれは違ってくるんだろうけど。
でも粉ミルクの袋を見てもお湯に溶かすとホットミルクになると書いてあるところを見るとこれがスリランカで言う一番身近な牛乳になるみたい。
でもこの粉ミルク、私はとても便利に使っていて、先日のドーナツを作ったり、ホットケーキを作ったり、牛乳が少しだけ欲しいときには粉ミルクをお湯で溶かして牛乳代わりにして使ってる。
ホットケーキなんて小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、粉ミルクを最初から入れて、そこに卵、で水を入れて生地の硬さを調節する。
最初は牛乳、牛乳と思って買ってきていたけど、粉ミルクの牛乳に慣れるとすごく簡単。
だって必ず毎日手元にあるわけだから。
そんなスリランカの粉ミルク、スリランカ産は少なくて、
オーストラリア、ニュージーランド産が多いけど、これもスリランカに旅行したときには
紅茶と一緒にお土産にするのも面白いかもしれませんね。
*自宅でヨーグルトなどを作るときの牛乳としては使えるかわからないのでやっぱりそういった場合は液体の牛乳を買ったほうがいいと思います。

3杯程度のミルクティーが入れられる
100g以下の子袋もそれぞれの会社で作られています。




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