ロレックスがいなくなった日

朝早く、アンマーからの電話でどうしたのかと思ったら、
「ロレックスが死んじゃったの・・・」
田舎の家に私が行った時からいたジャーマンシェパードのロレックス。
すでに6年目に入って少し歳とったな〜と思うようになってきていた今日この頃。
この家の古株、コティヤは1年以上前に寿命のためいなくなってしまっていたけど、ここ最近はそのコティヤからうつされたと思われる皮膚の病気で毛がどんどん抜けていた。
野良犬はある程度耐性があるようでそれほど毛が抜け落ちている様子はなかったけど、犬種として作られたロレックスにはその辺り弱いところもあるようで、他の犬よりも見た目もみすぼらしくなってきてた。
気を抜くと毛が抜けていってしまうのでたびたび病院の先生に相談していたところだったんだけど、昨日の夕方、先生が処方してくれた薬を体に吹き付けたところ当然それがわからないロレックスは変な物を吹き付けられたと嫌がって舐めて拭き取ろうとしてしまった。
直後、体調が一転。
食べた物を戻し始めてしまった。
家族はびっくりしたもののどうすればいいのかもわからず、乳製品のヨーグルトを食べさせて様子を見ていたんだけど、夜になってもまだ苦しそうなので病院に連れて行こうとしたところ、こういう時に限って運の悪い事は起こるもので、呼んだ車のヘッドライトが病院にたどり着く前に突然切れてしまいそれ以上行けなくなってしまった。
そのまま何とか家に戻ってきた時にはロレックスもきょろきょろと首だけ伸ばして回りを見回していたので少し元気になったみたいだし、病院は明日にでもとそのまま寝たところ、今朝起きてみたら・・・
アンマーは嫌がるロレックスに無理やり薬を吹き付けて自分が殺してしまったと泣いていた。
普段から命を大切に思っているからこそ特に身近に生きていたロレックスの事が余計に悲しくて仕方がなくって。
確かにロレックスにとっては常にアンマーが世界の中心で、アンマーが出掛けると戻ってくるまで元気がないし、アンマーを冗談でもいじめようとするのは家族でも許さなかった。
特に体に異常がなかった事は皮膚の薬を処方された時に先生からも
「皮膚以外は丈夫で元気ですよ」
と言われていたことから原因は薬であった事は明白で、更にそれがアンマーにとっては更に辛い事だった。
でも、これはここでは誰も責めようがない事でもあって・・・
薬を吹き付けたら舐めないように何か道具を使うなり何なりあったでしょう?
どうしてドクターも今回の薬は以前のようなものではなく、劇薬であることを伝えてどうしたらいいのか指示をくれなかったの??
いづれにしても飲み薬ではない限り薬というのは気を付けて使わなくてはいけないでしょう?
そういうことを思うのはその人に知識があるから。
こういう情報もない田舎の家ではドクターがすべてであり、ドクターが言わなければ対処が遅くなる。
そしてドクターにとってもそれは日常的な当然の知識であったため、そんなことは分かっていると思っていた。
そういう暗黙の了解と信頼の狭間にあった落とし穴だった。
日本だったらインターネットで調べて・・・となるかもしれないけど、田舎の家は誰もインターネットなんて使わないし、そこに何があるのかも知らない。
知らないものは知らないわけで、知らなければそれ以上の考えは思いもつかない。
だからこれはただ、「ロレックス、ごめんね。」と言うしかないことだった。
夕方にはロレックスがいない生活が耐えられず、殺してしまった思いからも逃げたくなって
「子犬が欲しい。ロレックスみたいな子が。」
と言いだしてしまったアンマー。
そうだね、もう少し落ち着いたらゆっくり考えて、アンマーが望むなら飼ってもいいと思うよ。
通常、自分の家の犬が死んでしまうとしばらくは犬はいらないって話はよく聞くけど、アンマーはそういうタイプでもないみたい。
本当に必要なら子犬を探そうね。
そう言って電話は切ったけど・・・
次に家に行った時にはもうロレックスはいないんだ・・・
そう思うと辛い。
いつも私が行くと大急ぎで家の外まで走り出て来て喜んでくれてたんだけどな〜。
本当はロレックスの元気だったころの写真をここに載せるといいのかな〜?
とも思ったけど、正直ロレックスの写真を見るのも辛いので載せません。
ロレックスってどんな犬だったの?と思ったらブログの右列『検索』で
このブログを検索にチェックを入れて「ロレックス」で検索してください。
きっと記事が何枚か出て来ると思います。
たぶんきっとまたすぐに生まれ変わってアンマーに会いに来てくれるから、その再会を心の支えに。
今回はごめんなさい。
そしてまた会える日を楽しみに。
ロレックス、また必ず会おうね。

ロレックスがいなくなった日

朝早く、アンマーからの電話でどうしたのかと思ったら、
「ロレックスが死んじゃったの・・・」
田舎の家に私が行った時からいたジャーマンシェパードのロレックス。
すでに6年目に入って少し歳とったな〜と思うようになってきていた今日この頃。
この家の古株、コティヤは1年以上前に寿命のためいなくなってしまっていたけど、ここ最近はそのコティヤからうつされたと思われる皮膚の病気で毛がどんどん抜けていた。
野良犬はある程度耐性があるようでそれほど毛が抜け落ちている様子はなかったけど、犬種として作られたロレックスにはその辺り弱いところもあるようで、他の犬よりも見た目もみすぼらしくなってきてた。
気を抜くと毛が抜けていってしまうのでたびたび病院の先生に相談していたところだったんだけど、昨日の夕方、先生が処方してくれた薬を体に吹き付けたところ当然それがわからないロレックスは変な物を吹き付けられたと嫌がって舐めて拭き取ろうとしてしまった。
直後、体調が一転。
食べた物を戻し始めてしまった。
家族はびっくりしたもののどうすればいいのかもわからず、乳製品のヨーグルトを食べさせて様子を見ていたんだけど、夜になってもまだ苦しそうなので病院に連れて行こうとしたところ、こういう時に限って運の悪い事は起こるもので、呼んだ車のヘッドライトが病院にたどり着く前に突然切れてしまいそれ以上行けなくなってしまった。
そのまま何とか家に戻ってきた時にはロレックスもきょろきょろと首だけ伸ばして回りを見回していたので少し元気になったみたいだし、病院は明日にでもとそのまま寝たところ、今朝起きてみたら・・・
アンマーは嫌がるロレックスに無理やり薬を吹き付けて自分が殺してしまったと泣いていた。
普段から命を大切に思っているからこそ特に身近に生きていたロレックスの事が余計に悲しくて仕方がなくって。
確かにロレックスにとっては常にアンマーが世界の中心で、アンマーが出掛けると戻ってくるまで元気がないし、アンマーを冗談でもいじめようとするのは家族でも許さなかった。
特に体に異常がなかった事は皮膚の薬を処方された時に先生からも
「皮膚以外は丈夫で元気ですよ」
と言われていたことから原因は薬であった事は明白で、更にそれがアンマーにとっては更に辛い事だった。
でも、これはここでは誰も責めようがない事でもあって・・・
薬を吹き付けたら舐めないように何か道具を使うなり何なりあったでしょう?
どうしてドクターも今回の薬は以前のようなものではなく、劇薬であることを伝えてどうしたらいいのか指示をくれなかったの??
いづれにしても飲み薬ではない限り薬というのは気を付けて使わなくてはいけないでしょう?
そういうことを思うのはその人に知識があるから。
こういう情報もない田舎の家ではドクターがすべてであり、ドクターが言わなければ対処が遅くなる。
そしてドクターにとってもそれは日常的な当然の知識であったため、そんなことは分かっていると思っていた。
そういう暗黙の了解と信頼の狭間にあった落とし穴だった。
日本だったらインターネットで調べて・・・となるかもしれないけど、田舎の家は誰もインターネットなんて使わないし、そこに何があるのかも知らない。
知らないものは知らないわけで、知らなければそれ以上の考えは思いもつかない。
だからこれはただ、「ロレックス、ごめんね。」と言うしかないことだった。
夕方にはロレックスがいない生活が耐えられず、殺してしまった思いからも逃げたくなって
「子犬が欲しい。ロレックスみたいな子が。」
と言いだしてしまったアンマー。
そうだね、もう少し落ち着いたらゆっくり考えて、アンマーが望むなら飼ってもいいと思うよ。
通常、自分の家の犬が死んでしまうとしばらくは犬はいらないって話はよく聞くけど、アンマーはそういうタイプでもないみたい。
本当に必要なら子犬を探そうね。
そう言って電話は切ったけど・・・
次に家に行った時にはもうロレックスはいないんだ・・・
そう思うと辛い。
いつも私が行くと大急ぎで家の外まで走り出て来て喜んでくれてたんだけどな〜。
本当はロレックスの元気だったころの写真をここに載せるといいのかな〜?
とも思ったけど、正直ロレックスの写真を見るのも辛いので載せません。
ロレックスってどんな犬だったの?と思ったらブログの右列『検索』で
このブログを検索にチェックを入れて「ロレックス」で検索してください。
きっと記事が何枚か出て来ると思います。
たぶんきっとまたすぐに生まれ変わってアンマーに会いに来てくれるから、その再会を心の支えに。
今回はごめんなさい。
そしてまた会える日を楽しみに。
ロレックス、また必ず会おうね。

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