稲刈り時

朝日が昇って暖かくなってきたところでアンマーが何か用意を始めた。
稲刈りを終えたと聞いていたんだけど、刈り取った稲を洗って乾かす作業があるんだって。
日本だってお米は主食だけど稲を植えてから食卓に上がるまでの様子は小学校の授業程度しか知らないし、それもかなり忘れてきてる状態。
そんなわけでいろいろやっているのを見るだけでも勉強になって面白い。
刈り取った稲の穂からお米だけを取った後、籾殻がついたままのお米を洗うのが今日の仕事。
洗う[[pict:right]]水につけることによってお米のしっかり実らなかった籾殻が浮いてしっかり実ったお米と選り分けることができる。
実際に水に入れてみて知ったけど、半分くらいは実らなかった籾殻なんじゃないかと思うくらいに籾殻がいっぱい浮く。

たらいいっぱいのお米じゃなくて見えてるのは全部浮いてるお米ですよ。
それをざるですくい取って捨てながら下に沈んだお米だけを残し、

ざるですくう

下に沈んでるお米もしっかりかき混ぜてさらに浮いてくる籾がないか確認。

下に沈んでいたお米を水から上げて水を切り中。
それを干して乾かす。[[pict:sun]]

乾きやすい道路に干して乾かす。
スリランカではタンバプハール(茹でたお米)とキャクルハール(茹でていない生のお米)があるのでこうして干してそのまま精米するとキャクルハールになる。
この後茹でて乾かして精米するとタンバプハール。
ちなみに、スリランカに旅行に来てご飯を食べたらご飯のにおいが気になって食べられなかった[[pict:ase2]]という話を時々聞くけど、おそらくそれはタンバプハールのにおい。
自分の家で作って食べるタンバプハールはそういうことはないと思うんだけど、お店で売られているお米は売るために茹でたり、蒸したりする。
そういう場合、茹でたり蒸したりする水をその都度替えないことによって食べるときのお米のにおいが出るらしい。
でもそれもスリランカの人たちには時としてご飯としてのおいしいにおいに思えるらしい。
特に自分の家で田んぼをやっている家の人たちにはそれはお店で買ったお米のにおいであり、特別なときにしか食べられないことも含めいいにおいに思える人もいるんだそうな。
日本で言う納豆が臭いと思わないとかそういうのに似てるのかも。
田舎の家で作られたお米はその都度キャクルハールかタンバプハールにされるけど、どちらかというとタンバプハールにして食べることのほうが多いみたい。
一度茹でることによってキャクルハールよりも虫がつかなくなったりということもあるらしい。
この時期、田舎の家まで行く道路にもあちこちお米が干されているのを見て、スリランカは年中暖かいとはいえ今は稲刈りの時期なんだな〜。と感じた。

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