物乞いの人たち

日本ではあまり見かけないんだけどスリランカだといろいろな場所で見かけるのがヒガーンニャ(物乞い)の人。

日本の旅行者から、
「ヒガーンニャには施しはしてはいけないと旅行前に注意された。」
という話も聞いたことがあるんだけど、このヒガーンニャってどういうことになってるの?
という内情を少し。
スリランカの道路やバスの中で頻繁に見かけるヒガーンニャ。
ヒガーンニャというのはもちろん本当にお金がなくてやっている人もいると思いますが、
それ自体が職業である可能性もあるんですよ。
みんなから施しを受けているけど、それが時としてその人の仕事になってるというのは日本でももう比較的有名な話。
だから実はその人はもしかしたら大豪邸に住んでいるかもしれない。
実は家から毎日運転手付きの車に乗って近くまで来て、車を降りるといつもの場所に座り、お金をもらっているヒガーンニャがいた。
そんな新聞記事も過去スリランカではあったりもする。
時としてヒガーンニャの人たちというのは自分たちの場所というのがあり、その場所に座るために場所代を払ってその場所に座らせてもらっていることもある。
何かを売るために貸店舗の場所を借りてるみたいなものですね。
道路に座ってるだけなんですけど。
だから、知らないよそ者が来て近くに座ったりするとケンカになっていたりするわけ。
いや、ホント見たこともありますよ。ケンカしてるの。
毎日同じ場所に毎朝座っているおばあさん。
ちょこ〜んと座ってるから大変だな〜と思っていたら
ある日始めてみる他のヒガーンニャを怒鳴りつけていてびっくりしたとか。笑
でも実際に考えてみるとお店の軒先に毎日朝から晩までずっと座っていられたらお店の人も嫌ですよね。
だからそういうお店の軒先に座らせてもらうためにはお店に少しお金を渡している。
そう考えれば毎日同じ場所にいるのも納得かも。
更に人によっては座る場所も朝はいつもあそこにいたのに、夕方には2つはなれた隣町の道路に座ってる。
なんて場所を移動していたりもする。
どこにどの時間にいると人通りが多いのか、コツをつかんでるんでしょうね。
例えば男性が一人で座っているよりも、女性がいたほうがよりお金がもらえる。とか、更に女性が乳飲み子を抱いていたほうがもっとお金がもらえる。とか、いろいろと考えているみたいです。
コロンボ市内のスーパーの前にいるヒガーンニャの人なんかは毎日来るお客さんに毎回声をかけることになるわけだけど、それが嫌なお客さんは
「1か月1000ルピー渡すから自分には一切声を掛けないでくれ。」
そんな話をつけている人もいるくらい。
私たちはただヒガーンニャのがいるな。
しか思わなくてもやっぱりそこにはいろいろあるんですね〜。
ところでそのヒガーンニャに対してそれでも施しをする人はいるわけですよね。
その施しをする人の話も書こうと思いましたがちょっと長くなりそうなので次に続きます。
続きはこちら(2014年2月25日へ

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