スリランカに行って変わったこと。

子育て

里山は身の回りに虫や生き物がいっぱい。でもそこで子育てするにあたって、子供たちにいつも話しているのは
「虫や生き物は捕まえてもいいけど、必ず元いた場所に返してあげようね」
ということ。

子供がお母さんと離れ離れになるのが寂しいように、周りの生き物も生まれた場所から違う場所に連れていかれてしまったりしたら寂しいと思うでしょう?もしあなたがお母さんのいないところに急に連れて行かれて帰れなくなったら悲しいでしょう?だから少し一緒に過ごしたら今までいたところに返そうね。

そう教えているんだけど、その思いとの葛藤が起こるのが幼稚園。みんな色々な虫を捕まえ、お互いに見せ合う。家で捕まえたものも幼稚園に持ってきてみんなに見せる。それをびっくりして見ているらしい娘。
今朝も車にくっついていたカエル🐸をすかさず捕まえて「幼稚園に持って行って見せる!」と意気込んだものの「連れて行ったらもう幼稚園の先生にあげて連れて帰ってこないからね。(多分みんなにいじられたら昼まで命がもたない💦)」と言ったところ、しばらく考えて
「おかあさん、これかえしてあげて。ようちえんにはもっていかない。」

少し前には小さなトカゲ🦎も捕まえたものの結局返すことにした娘。


生き物には命がある。そして彼らにも願うこと、愛する相手、人生がある。私たちには見えなくてもそれを知らずに奪うのはかわいそう。私たちと同じように彼らの世界も出来上がっている中でお互いにそれぞれの生活をしていることを思いやって時間を過ごしていきたい。
そんな想いを子供たちも感じながら大きくなって欲しいなぁって思う。

そんな考え方をするようになったのはスリランカに行ってから。スリランカに行かずに日本にいたら、きっと周りの虫を怖がって殺虫剤やいろんなものを使いまくってる。周りの生き物を排除しまくってる自信がある😅

そう考えると私も変わったなぁってつくづく思う😆
部屋の中を飛んでいる虫を玄関まで誘導して外へ出してあげるなんて…
そもそも家の中に虫がいるだけで鳥肌が立つし逃げ出したくなるほど嫌いだったのに。

スリランカへ行く時にアリの巣コロリを持って行ったほうがいいとか、蚊取り線香を部屋の中が煙りで白くなるまで焚いてしまう話も時々聞くけど、自分の周りにいるのは人だけではない。人の周りに他の生き物がいるのではなく、たくさんの生き物の中に人もいる。
そういうことをスリランカに行って教えてもらった気がする。

そして今住んでいる里山はそういうことを子供に教えるにはとても良い場所。
たくさんの虫を毎日のように見かけるし、その虫たちは彼らの生活圏で生活している。
間違って家の中に入ることだって毎日ある。
その中でどうやってできるだけ彼らを家の中に入れないで生活するか、上手に住み分けをするか、言葉で教えるのは難しいけど、私がやることを見て子供たちもそれを感じてくれればいいなぁ。

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