時に思うこと

シンハラ語が大好き[[pict:heart]]スリランカ滞在しているKeiko。
いくらここが好きでも時にはをいっ!!![[pict:anger]]と思うこともあるんですよ。
*今回の話はスリランカについてのイメージが変わってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、みんながみんなそうではないのでその辺りご理解くださいね。
友人と大学内を歩いていたところ顔見知りのお坊さん学生がいた。
すると友人が
「Keiko、あのお坊さん好きな人がいる[[pict:symbol1]]んだって。たぶん一緒にいるから見に行こう。」
は!?お坊さんでしょう?何言ってんの?[[pict:piyo]][[pict:ase2]][[pict:ase2]]
*スリランカではお坊さんは結婚できません。
出家とは:家庭生活を捨て,世俗的な執着を離れて,もっぱら仏道を修行すること(コトバンクより原文そのまま引用)
びっくりしたけどどんどんお坊さんのほうへ行っちゃう友人。
行ってみると確かにその顔見知りのお坊さん学生が2人、女の子3人とベンチに座って話をしていた。[[pict:fukidashi]]
お坊さんもお坊さんだけど、おそらくそれがわかった上で話をしている女の子たちも女の子たち。
どうなってんのさ![[pict:ase]][[pict:piyo]][[pict:ase]]
でも友人曰く
「そんなこと、今のスリランカじゃよくあることなんだから。
[[pict:pika]][[pict:piyo]][[pict:pika]]

普通に言い切る友人のその言葉にもちょっとやるせない気分になった[[pict:cloud]]
確かにそういわれれば私も過去、お坊さんから何度も電話やメールが来たり、大学内でも興味津々で話しかけてきて「なんだこのお坊さん?」[[pict:piyo]][[pict:symbol6]]と思ったこともあった。
『スリランカは神聖な仏教の国』
そう他の国からは思われいているけど、スリランカ国内ではいろいろなトラブル問題も起こっている。
お坊さんが恋愛をしてしまう。
仕事を斡旋しているうちに商売を始めてしまう。
反対にどうしてもお坊さんを好きになってしまう女性もいるという。
その他大間違いっていうわけではないけど大学では一般の学生のストライキに参加するお坊さんもいる。
というのも警察はお坊さんを殴ることはできないからと殴られる可能性のある一般の学生をお坊さんが守る形で取り囲むという方法で。
また、テレビでもある日、お坊さんのストライキで怒り狂ったお坊さんが大声で叫んだり、門をがんがんと叩いたり体当たりしているところを見て違和感を感じたこともある。
お坊さんというのは、生まれてから今までのどこかの時点で出家している。
それは自分の意思なのかそうでないのかはわからないけど。
そんな大学へ来ているお坊さんは時として大学を卒業した後還俗するという。
というのもスリランカでお坊さんというのは衣食住にお金がかからず、教育も十分に受けることができるから。
以前、紹介した『アンバヤールヲ』の中にもニマルは頭がいいのに家が貧しいために学校へ行くのをあきらめなくてはならなくなったときに、村のお寺のお坊さんからニマルのお父さんが「ニマルをお坊さんにしないか」と言われる場面がある。
ニマルのお父さんは「ウチの大事な働き手なので・・・」と断るわけだけど、スリランカにはそういった理由で家が貧しいけど頭がいい子供に教育を受けさせてやりたいとお坊さんにする事だってあるということ。
[[pict:down]]アンバヤールヲ関係のブログ記事はこちら
2012年8月14日2012年8月29日2012年10月15日
だから大学でも教育が受けたいからお坊さんをやっていて、大学を卒業したら還俗するつもりでいるお坊さんもいるということ。
でもそれを計画的にやっているとすれば・・・お坊さんになるというのはただの人生計画の一部になってしまう。
もちろん、反対に私が見ていてもこのお坊さんはすごい[[pict:kirakira2]]と心から尊敬できるお坊さんも何人か会ったことがある。
お坊さんも十人十色。
お坊さんも人間だから人それぞれなのはわかる。
スリランカでは還俗したお坊さんは「かわいそう」と言われたりとても恥ずかしいことと言われて還俗したことは隠して生活していくことにもなる。
私も人のことはあれこれ言えない、スリランカのことは外国人としてもっと言えない還俗したお坊さんの知り合いだっている。
日本も仏教国と言われているけど、正直私はスリランカの人たちほど仏教については学んでいないし日本の仏教のあり方を棚に上げてスリランカのことを言うのもおかしいかもしれない。
でもそれでも個人的には、できればお坊さんという職業を計画的には使わないで欲しいと心の中では思うし、お坊さんでいる限りはその枠の中であまり突飛なことをしないで人から尊敬される認識のあることをしていてくれるとうれしいのに・・・。
そんな風に考えながら家に帰る大学からの帰り道だった。

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