ココナッツのしくみ

先日、ポル(ココナッツ)の芽が出るのはどうしてかという話を紹介したところだったけど(2013年11月10日参照)、
今回はポルのしくみについて少し。
ポルの実は先日写真を見せたコレ[[pict:down]]だけど、

[[pict:q]]じゃ、その中はどうなっているの?
というと
[[pict:a]]この実を割ると[[pict:down]]こんな繊維に守られてポルが入ってる。

中はぼさぼさ。
でもこれが実はたわしの原料だったりするみたいですね。


新しいのがなかったのでかなり前のポルの皮ですが。
かなり乾いちゃってます。


外を見ると先日のみずみずしいポルからのイメージがしやすいのかな??
ちなみにこの皮は火を付けると大量の煙を出しながら焼けていくので家の外で作業する時に簡易蚊取り線香としても使われます。
(我が家ではあとで出てくるポルムッダを取っておいて香取線香代わりに使ってます。笑)
そしてこれがお店で売られてる状態のポル。

こちらもすでに使ってしまったので割ってしまってありますが・・・
元の形がわかるように組み立ててみました。笑

ところでこのポル、お店で売られてるのもそうだけど、
[[pict:q]]写真左上に出てるボソボソのでっぱりって何?
というと、これが
[[pict:a]]ポルムッダ
と言われる部分。
このポルムッダは力をかければごそっと取れるんだけど・・・

ポルムッダを取ったところ
そこにはこんな感じで3つのボッチが隠れてる。

このボッチの一つは中のポルと薄い皮で繋がっていて、ここからポルの中は乾燥していく。
だからこそ乾燥しないようにお店で売られているポルはこのポルムッダがついたままになっていて、使う時に取り除くようになってる。
逆にこの3つのうちの一つが薄い皮で繋がっているということで、子供がいる家なんかでは子供がのどが渇いたときなんかにこの薄い皮で繋がっているボッチに木の枝なんかで穴をあけて「はい、ココから飲みなさい〜」と飲ませることもある。
ストローなんかなくても子供が簡単に飲めるってこれまた生活の知恵ですネ。
ちなみに取り除いたポルムッダはスリランカではたわし代わりに使われてる。
ポルの繊維をまとめてたわしにしていることを考えれば結局原料は同じもの使ってるってことですよね。
ココナッツアレコレでした[[pict:tulip]]

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