シンポジウム

先日ディプロマコースが終わった後に歴史学科の先生から
「今度シンポジウムがあるから聞きにくるといい。」
そんな話を聞いていた。
大学にいる先生たちは先生になってから、ただ生徒に勉強を教えることに集中する先生もいれば、時間の合間を縫って自分の専門の事柄についてさらに研究を進める先生もいる。
今回のシンポジウムというのはそんな研究を進めている先生たちの発表会。
歴史については新しい発見や見解を聞くこともできかもしれないし、内容は難しいかもしれないけどいろいろ聞けて面白いかもしれないよ。
ということらしい。
教室を探すのにちょっとだけ時間がかかって遅れていってみるとすでにいつも私に歴史を教えてくれているC先生が研究内容を話していた。
先生はよく授業の中でも昔の文字の書かれたセルリピ(石碑)についての話をしてくれるんだけど、今回の研究内容もそれについて。
今まで知らなかったんだけど先生の専門はセルリピについてだったらしい。
通りでいつも私が難解な質問してもすらすら答えてくれるわけだ。
人によって発表の時間は違うけど、大体15分〜20分くらいで一人ずつ発表していく。
発表が終わると話を聞いている人たちからの質問、アドバイスを聞いたりするディスカッションの時間。
C先生はセルリピについてだったけど、そのほかにも中国との貿易の歴史について、過去の王様の名前がどこから、どの言語から来ているのかという名前のルーツについてなどなど、もちろん内容をすべて理解するのは難しかったけど難しい言葉はメモを取りながらいろいろな単語に触れるという意味でも、どんな事柄を話しているのか頭をフル回転させてイメージするという意味でもおもしろい内容だった。
全員の発表が終わるまで約2時間ほど、途中ミルクティー[[pict:item5]]が出された時にはスリランカらしいな〜!と思ったりしながらも有意義な時間をすごすことができた。
歴史を勉強したい希望はあってもあくまで最初はシンハラ語を勉強するシンハラ語学科の生徒という立場にいるわけだけど、歴史学科の先生たちがいろいろ声を掛けてくれることによってこんなシンポジウムの話も聞くことができたことをとてもうれしく思った。[[pict:kirakira2]]

タイトルとURLをコピーしました