ドラマの放送

スリランカでは平日のゴールデンタイムの時間は各放送局が30分づつのいろいろなドラマの放映をする。
しかも月曜日から金曜日まで連続して同じ時間に同じドラマを放映するから1週間で5話分の放送があることになる。
ちょうどNHKの15分の連続小説ドラマが30分になったみたいな感じ。
これに驚く人は多いし、私も最初はこの変な放送の仕方にびっくり[[pict:exclamation2]]したけどこのドラマの内容は恋愛、家族の問題、そういったことが多い。
1週間の放送回数は別としてこの時間にそういった内容のものを見せるということはどういうことかというと、こういった感情移入したり、ドラマの世界に入りやすいテーマというのはその日一日の嫌なこと、問題ごと、疲れを一番早く軽減する効果があるのだという。
大学院の授業の中でも少し話があったけど、縫製工場などで女の子がたくさん働いている場所の近くには彼女達が宿泊している寮なんかが多い。
その辺りでは経済、国の情勢などを取り上げた新聞よりも女性用のファッション、恋愛小説などの読み物のたくさん載っている新聞がたくさん売られるという。
テレビのない彼女達の生活では恋愛小説というのが恋愛ドラマの変わりになり、それを読むことによって毎日の辛い仕事を忘れさせ、精神的な解放をしてくれるらしい。
ドラマの放送が1週間に5回分もあるのは
「それだけスリランカにはまだまだ問題が多く、そうしなければみんなの不満が噴出して大変なことになってしまうからで、日本はそれだけ金銭的にも精神的にも安定しているから1週間に1回にしても国が大変なことにはならないからだ」
と聞いたこともあるけど、日本でも夜のドラマはいろいろな意味で日々の仕事や問題ごとを一時でも忘れさせて楽しませてくれるものが多いのではと思う。
会社にいたときに確かに私も
「今日は○○の放送がある[[pict:symbol7]]」
と朝から楽しみにしていたこともあった。
その日はそう思うだけでいつもよりもテキパキ仕事が進んだり、何か問題があっても時間には帰りたい一身でがんばったりしていた。
そう考えると日本もスリランカも周りの状況の違いはあるものの根底にあることは一緒なのかもしれない。
なんてウンチクをいいつつ、最近はスリランカのドラマも毎日楽しみに見ているKeikoでした。[[pict:tv]][[pict:piyo]][[pict:symbol4]][[pict:symbol5]]
でも・・・スリランカの放送の仕方に慣れると今度は日本の週一回の放送が待ちきれなくなるかもね。。。
その辺がちょっと心配・・・。[[pict:alien]][[pict:ase2]]

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